
こんにちは。統失歴4年、無職歴2年のRikoです。
この【日記編】では留学前から留学後までの私が書き留めていた日記をお見せしたいと思います。
3月24日 留学前の心療内科の受診
受診前
目が覚めたらお昼の12時でした。
統合失調症の薬の影響なのか、相変わらず過眠傾向で、本当に留学でやっていけるのか不安になります。
今日は心療内科の予約日で、予約は13時。
急いで朝ごはん兼昼ご飯を食べ、歯磨きをします。
服も着替えずヘロヘロのTシャツとジャージにクロックスで出掛けることにしました。
留学が近いこともあり、前回の診察の時主治医の先生では「次回は親御さんのどちらかを連れてきてください。怖いことをたくさん言いますからね」と脅かされていました。
そのことで吐きそうな程緊張してしまい、ロラゼパムを2錠口に放り込みます。
行きの車内の中でも、一緒に来てくれた母に「怖いことってなんだろう。『もしかしたら死にます』とか言われたらどうしよう、泣いちゃうかもしれない」と泣きごとをこぼしていました。
病気からくる希死念慮や焦燥感に悩まされていた私なので、フィリピンでそれに襲われて死んでしまうという事を主治医に言われることを考えていました。
母は「結局、生きるかどうかはRikoが選択するかどうかでしょ、身体自体は元気なんだから」と一蹴しました。
私は「その通りなんだけどさぁ…」とイジイジめそめそしながら向かいました。
病院にて
先生はまず最初に母の方を見て「彼女はまだ若く、これからたくさん経験して成長する必要があります。その彼女の成長の機会を妨げてはいけません」とはっきり言いました。
その言葉を聞いて、車内での緊張や不安が杞憂だったことに気が付きました。
それから先生は私の方を向き、すごく現実的な話をしだしました。
どういう症状が出たときどの薬を飲めばいいかや留学に一緒に行く姉にどんなことを知ってもらっておいたらいいか、最悪の場合(自殺を本気で考えたとき)は躊躇なく救急車を呼ぶように言いました。
先生は「今までの患者さんで短期留学に行って体調が悪くなって帰ってきた人は私の経験上ほとんどいません。むしろ元気になって帰ってくる人が多いですよ」とも励ましてくれました。
そして最後に「もし行くのがどうしても怖くなったら、無理していかなくてもいいんですよ」と微笑んで言いました。
診察が終わって、待合室で一息つきます。
たくさんのリスクや心配事を話されたにも関わらず、「私も留学にいける」という気持ちが強くなりました。
先生と約束した、自傷も自殺もしないことを絶対守ろうと思いました。
まとめ
今日は留学に行く前の心療内科の受診の日について書きました。
もちろん精神疾患の程度は人それぞれで、留学に行ける人もいれば、まだ難しいという人もいると思います。
それでも、精神疾患があっても諦める必要はないことを知っていただきたいと思いました。
この日記を読んだ誰かの背中を少しでも押せたら嬉しいです。
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