精神疾患を持ちながら留学する人が気をつけること【体験談チェックリスト】

セブ留学
虚無顔失礼します。

こんにちは。統失歴4年、無職歴2年のRikoです。

私は2025年に2か月間、姉と一緒にセブ島に語学留学をしました。

そのとき私は統合失調症と不安障害を抱えていましたが、工夫をしながら無事に留学を終えることができました。

この記事では、同じように「精神疾患があっても留学できるのかな?」と不安を感じている方に向けて、留学前・留学中・帰国後に気をつけたいことをチェックリスト形式でまとめました。

少しでも参考になれば嬉しいです。

留学前

・主治医に相談する

出発前に必ず主治医に相談しました。体調や服薬のこと、留学中に注意するべき点をアドバイスしてもらえます。場合によっては診断書や英文の意見書が必要になることもあります。

「お医者さんに言ったら反対されるかも…」と思うかもしれません。実際私も思いました。

それでも、勇気を出して相談するなら、留学の期間を無理のない長さにすることもできますし、具体的にどういう困ったことが起きうるか、どんな対策をすることが出来るか等を一緒に考えることが出来ました。

全て契約や入金が終わる前にまず相談することはとても大切です。

その時、自分の留学への固い決意を見せることと、具体的な折衷案や対策に耳を傾ける柔軟さを持つことが大切だなと思いました。

そして、もし強く反対されたとしても、いつかは留学に行きたいと思っていることを話しておくなら、それに向けて治療を頑張るモチベーションにもなりますし、次に行く良いタイミングが来た時、話すのがスムーズにいくと思います。

今回行けなかったとしても、いつか必ずチャンスが来ると思います。それまであきらめないで、治療に専念しましょう!

・薬の持参計画を立てる

留学中に必要な薬は、事前にまとめて処方してもらいました。

どの薬がいくつ入っているかメモにまとめ、そのメモを薬をまとめているジップロックに一緒に入れておきました。

私の場合は特に空港で引っかかることはありませんでしたが、薬の説明書(可能であれば英語版も)も一緒に入れておきました。

毎日決まった時間に飲む薬は、寮の部屋で飲んでいたので、置きっぱなしでしたが、パニック時や不安時に飲む頓服薬はいつでも飲めるように、パスポートと一緒にポシェットにいつも入れておきました。

いつでも薬を飲むことが出来るという安心感によって、人ごみやうるさいところ、緊張する場面でも耐えることが出来たので、本当におすすめです。

保険を確認する

海外旅行保険の中でも、精神科の通院や薬がカバーされるかどうかは重要です。

契約前に細かい部分まで問い合わせして確認しましょう。

私は主治医の先生に「もしものこと(強い自殺願望が芽生えたり)があったら躊躇なく救急車を呼んでください」と言われていました。

環境の変化は日本にいたときは起こらなかった事も起こらせることがあります。

救急車の番号を調べておく事も大切です。

留学先のサポートを確認する

できれば日本人スタッフが常駐している学校に行くのがおすすめです。

日本語対応の病院を教えてもらえるかもしれません。

病院の紹介や休んだときの振替授業などはあるのかなど、具体的なサポートをよく確認して学校を選びましょう。

私が行った学校「CEGA」はオーナーさんが日本人だったで安心だったのと、振替授業はありませんでしたが、休みたい時もLINE一つで連絡が出来たので、無理せずに通うことが出来ました。

無理のない授業数を選択できる学校であることも大切です。

せっかく留学に行くのだからと、一日中勉強の予定がぎっしり入れられる学校はあまりおすすめできません。

CEGAについて詳しくはこちら

生活リズムを整える

昼夜逆転していたりすると、学校が始まってから慣れなくて疲れてしまったり、寝不足によって体調を崩してしまったりしかねません。

早起きは難しかったですが、せめてと思い早寝の習慣をつけるようにしました。

留学中に気を付けること

無理しないスケジュールを組む

(先ほど書いた点と重複しますが)授業をぎっしり入れると体調が持たないので、無理のない授業数を取ることにしました。

土日も、ついアクティビティに行ったり海やショッピングに行きたくなりますが、ゆっくり体を休める日も大切です。

学校の友人もできて、たくさん遊びに誘われるかもしれませんが、先に休養日を予定に入れておき、その日に誘われたら断る、という事もした方が良いかもしれません。

ストレス発散法を準備する

毎日少しずつ疲れがたまってくるので、できるだけ気軽にできるストレス発散法や癒しになるものを準備しておくことがおすすめです。

私は疲れたときに姉と温かいほうじ茶が飲めるようにティーバッグを持っていったのがとても良かったです。

多少荷物になるとしても、癒しになるものを少し持っていくと、それだけでほっとして、ストレス発散できるので、「自分の癒しはなんだろう?」「疲れたとき食べたくなるのは何だろう?」と今一度考えてみると良いかもしれません。

持っていって良かったものリストも書いているので、そちらも是非読んでみてください。

服薬を忘れない

言うまでも無いかもしれませんが、本当に大切なので書きます。

私がそうだったのですが、留学中、楽しさが勝って「調子いいかも!」と思うことがあるかもしれません。

それに加えて、日本にいたときと環境が変わり、薬を飲む習慣が上手くつかず、飲み忘れてしまう事もありました。

それでも心も体も確実に疲れは溜まっていきますし、油断は大敵です。

調子良い時も悪い時も必ず決まった時間に決まった量の薬を飲みましょう。

必要であればスマホでアラームをかけておくのも良いかもしれません。

帰国後に気を付けること

無理せず休む

久しぶりに日本に帰ってくると、日本の友人に留学のことを話したくなったりして、予定を入れたくなるかもしれません。

帰国後は気が緩んでいて体調を崩しやすいもの。私は帰国後数日間は出来るだけ予定を入れずに休むようにしました。

主治医に経過を報告する

留学中の体調や気持ちの変化を伝えることで、その後の治療にも役立つと思います。

まとめ

精神疾患があっても、事前の準備とサポート体制があれば留学は十分に可能です。

もちろん人それぞれ状況は違いますが、私の経験が「留学に挑戦してみたい」と思う方の背中を少しでも押せたら嬉しいです。

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